『詩をいちりん』 No.3668

ほとんど空っぽになった
灰色の世界に
何気ない 道端に生えている雑草の
可憐な花を添えよう

 

いのちを吹き込むのだ

 

いのちに思い、想い、憶い、念い
おもいを込めて 吹き込む
本当のいのちを
感 

 

いちりん 置いたかれんな花

 

すると
一輪の花に灯りがともり 辺りがポッとあたたかく
明るくなった
それからいろいろな色が見えだしてきた

 

世界は蘇生されていく・・・