「言葉」 言葉の展覧会485

それは消えてしまって跡形もない


記憶から排除されていたものがよみがえる


語られる自分の「他者の物語」
共同幻想の偽りの記憶


人生が一人歩きしている
語ることの困難さ
だが
語ることによって癒されるのだ


未だかつて在ったことのない非在
最初から何もなかったのだから


あらかじめ死んでいた言葉