『ひとつのコップに光を』 No.3572

ひとつのコップがある
なんのへんてつもないコップ

 

木片にそっとコップを置く
ただ木片に置いただけで見方が変わる

 

カーテンを少し開け 光を当てる
みるみるコップはかがやき
さまざまな事象や思いがあらわれ 
希望すら見えてくる

 

コップを見つめる
それは自分を見つめていることだ

 

じっと見つめる
新たな自分と出あうのを
未知の自分が顕れ出るのを