『8月の終わりは黄昏の国』 No.3553   『行ってしまった夏』 No.3552

あれはいったい何だったんだろう
あのときの 熱い思い
信じていた言葉
もろくも崩れ去って・・・

 

近くに居てくれたはずがとても遠かった
今は遠く遠く離れたところに

 

夏の終わりは黄昏の国
なぜか どこか さみしさが漂って

 

 

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           『行ってしまった夏』 No.3552

 

ギーッ
扉を開ける
そこに居たのは
うつむきかげんの 夏
さみしそうな眼をして
そろそろお別れね と言った
いつかはこうなるのよ

 

慰めようのない悲しみの国へ私は旅立ちます

 

こうして終わりを告げ 夏は行ってしまった
もう二度と帰ってこない