『雑の川流し 7』 * No.3402

あのひとは辛さを引きずりながら夢を持っている
そのひとは内に蜷局を巻く蛇を見つめ自分を貫き通そうとしている
このひとは素直でまっしぐらに希望を持って進んでいる
かのひとは漠然としているけれどあたたかい


みんな夫々内奥に
宝物をもっている
やさしく磨いているひとと
どこかに置き忘れかけたひとと