『品性』 * No.3147

あれもした これもした
あれも知ってるこれも知ってる あーだこーだ
あれを持っている これを手に入れた
でも
それがいったいなんだって云うんだ
そんなのはちっともほしくない
・・・とある人に言われた
ふと
それをおもいだして胸がいたくなった
品性がまるでなかったあの時


結局は
どれだけ心を込めたか
心を配ったのかなんだろうな
あらゆる人や物に


愛を手に入れるのではなく
愛を感じる心がわかるというような


未熟さや不完全さがわかる
あらゆるものに気が通い合っているのを感じる
そしてそれらを愉しむ
・・・・・


あれからぼくは 品性を磨けただろうか