『グレー』言葉の展覧会2000
色をいろいろ混ぜてグレー
彩を抑えてグレー
ゆらぎを秘めて
凍った冬空に伸びている
目立たない煤けた植物
グレーという散文
あるいはグレーの深み
記憶から消え去った怒りと哀しみ
光と影のたわむれ
無限の宇宙
濃淡の豊かさにあそぶ水墨画
美が見え隠れ
グレーという謎
感動をおさえて
波立つグレー
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★この『言葉の展覧会』の詩も知らないうちに2000篇になった。日々、詩を書き続けることはしんどいことだが、楽しいことでもある。書くことで救われることもあった。笑いながら書いたときもあった。悲しいときもあった。一挙にまとめ書きをしたことが多かった。・・・・・。
未だ読み返していないが、同じような詩を何度も書いたかもしれない。誤字脱字だらけだったり、文がおかしかったり、詰まらなかったりで落胆するかもしれない。
今はまだ振り返りたくない。そんな時間もないし、今度、どんな言葉を綴っていこうか、ああ、こんなテーマがいいなあ、おお、いい言葉が浮かんできた(あるいは拾った)等と考えることの方がこれからも先行し続けるだろう。
まあ次は、3000篇(詩)を目指してみることにするか。とするとああ、あと3年後か。
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