『落ちこぼれからの旅立ち』言葉の展覧会2001

諸君!
まずは落ちこぼれてみよう
嫌な級友から落ちこぼれ
息苦しい組織から落ちこぼれ
時代の空気から落ちこぼれ
世俗から落ちこぼれ
人間から落ちこぼれる



落ちこぼれればしめたもの
殻からちょっと顔を出して
片手や片足も出して
少しだけ出てみよう
そしてもっと出よう
どんどん出よう
殻を破って



世間という殻から飛び出て
世間を見る
わたしは世間から外れた時間を持っている
時々世間にも合わせながら



落ちこぼれた次は
常識という殻からはみ出してみる
みんなが考えることからはみ出し
みんながすることからはみ出し
みんなが行こうとすることからはみ出してみる
発想の大転換!!
自由自在の思考に試行
そして未来への志向



表よりも裏街道を歩いてみる
誰もいない隅っこに潜んでみる
落ちこぼれて片隅でこっそり草花を見る
落ちている石と友だちに
落ちこぼれて星という宝の発見
落ちこぼれてしまった詩を拾う
落ちこぼれた歌を歌う



落ちこぼれからはみ出しへ
そして脱出
井戸の中から外へ出て
見えたものは草花も山々も大空もある
壮大な地球に可愛い月、そして悠大な宇宙



落ちこぼれの哲学と
はみ出しの流儀を身につけて
さあ、殻を破って出てみよう!!



出てみりゃすがすがしいもの
ここで出会ってみる
このなかでつくってみる
落ちこぼれの詩
はみ出しのアート
ただつくる
みんなと仲良くなって
つくりつづける
こんな面白いことはない
こんな楽しいことはない