2014-12-02 『落し物』言葉の展覧会1999 こんなに忙しくなるなんて どうかしている 走りまくったこの1年 もう師走 突然覗いた寒い冬に戸惑いながら 生き急いだ若き女(ひと)の作品と写真を見る あたたかく強い芯を持ち 一筋の志を貫きとおして老い 慎ましやかに逝った気骨の二人にこうべを垂れ 外を歩けば 秋の落し物数々 無数に転がるどんぐりを眺めて 赤や黄色の葉っぱを 拾う せめてもの・・・ 夕焼雲の下 赤く染まったかのような大地 ひとときの 胸騒ぎ ● ・ ・