『2014年、初春、東北の海』言葉の展覧会1763

aiueokaki2014-03-11

しんと冷えた初春の海
波は静かに 碧く蒼く



もう戻らない日々に
耐えながら
愛しい人の面影いだく



とにかく気を紛らわせなければ
狂ってしまいそうな



あの部屋のあった所に
春草の新芽



苦しみを引き受けるしかないのに
未だ立ち直れない
どうしても



越えていきたい
越えられない



海は何もなかったかのような穏やかさ
あれから3年