『消費する物語のなかで』言葉の展覧会1757

生まれては消え
消えては生まれる物語
日々人は物語を生きる糧として消費し暮らしている
テレビに書物にスポーツに恋愛に政治に販売に



消費
次から次へと
あれでもかこれでもかと
かき立てられ せき立てられ
入れて出して
使っては捨て
捨て捨て捨て
次から次へと
消費



だが
消費されないものがある
消費を拒むものがある
決して物語に媚びず
世界そのものとの対話をする
世界を捉え直そうとする
一旦読んで食い込めば
それは使い捨てられず
消費されず血肉化する
それは







※「詩とはなにか?」