『沈黙したままの春』言葉の展覧会1564

よゆうがない
考える時間も心も
自分の、身内の、目先の関心と心配だけで
せいいっぱいだ
よゆうがない



「限界」や「破滅」があるというのに
成長をつづけたいとおもう人の多いこと
何十年先にはこうなると
わかっていながら考えない
よゆうがない



半世紀前より
ガルブレイスとカーソンが平行したまま
春は沈黙したまま
よゆうがない
・・・




※『ゆたかな社会』(ガルブレイス)1958年、『沈黙の春』(レイチェル・カーソン)1962年