『マスク』言葉の展覧会1563

ゆううつなる春
大陸をおおう毒の霧
まちを包み ひとを蝕む
ゆううつなる春
列島に飛来する
大陸からの黄色い砂と
小さな小さな汚染物質
ある地ではいまだに立ち込める見えない恐怖
列島の花の粉もくわわって
春に暗い影
モノがあふれるようになった列島に
ゆうつなる春
はたしてヒトは豊かになったのだろうか



成長のしっぺ返しか
ヒトというものへの大罰か
モノの豊かさと引き換えに
毒が降る
マスクをするだけでいいのだろうか




※春の訪れは、ときめく息吹だけではなさそうだ。PM2.5、黄砂、花粉、そしてフクシマに今尚残り続ける放射能(40年かかるとか)・・・・。いったいいつからこんな毒が立ち込めるようになったのか。