『夢を与える』言葉の展覧会1538

からっぽのくすんだ瓶が倒れている棚
閉めきった黴臭く暗い部屋の
戸の隙間から入る一条の光が
まぶしい
埃が積もった机の上で
ぼろぼろのラジオが
微かに声を発していた
夢を与えつづける
あのときの







※夢は与えられないものかもしれない。あるいは、夢は与えるものでもないと・・・



綿矢りささんの『夢を与える』、続編を書いてほしい。数十年後の夕子がどうなっているのか知りたい。