『不一致』言葉の展覧会1498

こうあろうとすれば
するほど遠ざかる
ズレを感じて
合わなくなって
貧困な心で欲と虚を
強がって生きる
とおもえば
ある日とつぜん
剥き出しになるときもある
あのとき、数多の死とともに
生と生活が一致した時間
そしてまたズレだした
遠ざかれば遠ざかるほど
おそろしく貧しい欲と快のなかに
私がいる
闇に向かって
叫んでみる
どうしようもない嫌な声だ
誰にも聞こえまい
おまえの心の奥深くの誰にも









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