2012-12-28 『運命』言葉の展覧会1499 水の中にいるようで苦しい おびえる目は何かを訴えている それでも虚勢をはって 瓶のなかで堪え忍ぶ 酷寒の年の暮れ またいっそう寒くなり 貧しさに震える少年 鎖に落ちる影 消えゆく時間 少女と少年は同じ星 弦をはじいてじゃららーん 世界を知り始め なぜか相性がいい二人だが すれ違う 曇天の下でうずくまる 弦をはじいてじゃららーん はたして出逢いはあるのだろうか 瓶から飛び出せ少女 鎖の寒さに打ち勝て少年 弦をはじいて運命の扉 じゃららーん ■ ■ ※作品21