『元に戻りつつある人口』言葉の展覧会1447

人口が減ろうとしているのではない
元に戻ろうとしているのだ
世界に後れをとるのじゃない
世界の先進地なのだ
長い間一定していた人口が
現在だけが突出してしまった
たった百年くらいで
減ろうとしているのでは決してない
増殖しすぎたので自然に調整されて
元に戻ろうとしているだけだ



密集よりも適度に疎らがいい
密度が高ければ碌な事が無い
人間の大増殖は他の動植物たちに大迷惑だ
大きな害
増えるよりも減るほうがいい
減っているのに楽しく暮らしているまちがある
少ないけれど幸せいっぱいのむらがある



さあ、ここらでまた
新しい時代に対応した新しいビジョンを
先進地に則した
エネルギー政策やライフスタイル共生を創造しなければならない
いつまでも「成長」とやらにしがみ付くべからず
芽生えは列島のあちこちのまちやむらにある
いっぱい噴き出している




※日本の適正人口は、これまで長く一定してきた3500万人ぐらいがいいらしい。『コミュニティデザインの時代ー自分たちで「まち」をつくる』山崎亮(中公新書)、面白かった。