『南天』 言葉の展覧会1218

aiueokaki2012-01-03

真っ赤な玉がいくつもついている
白いつや玉がいくつもついている
南天
夏のけなげな白い花が
冬には鮮やか色の玉になった
みごとな赤 みごとな白
この小さな丸い玉に
しばらく見惚れる
南天
赤い実と白い実のお見合い
冷たい風は吹いて
雪が降りかかっても
くじけない
互いに実を寄せ合って
愛をたしかめ
寒さをしのいでいる
難を転ずる 難転
ナンテン
南天