『ゆず』 言葉の展覧会1191

aiueokaki2011-12-09

机の上の
 本の上の
なんともいえない
みょうに落ち着いた
かるがるしいような
しんえんのような
喜びを喚起させるような
ゆず



フィンランドの森の
かがやきのすっぱさ



一昨日からときどき手にとって
香りをかぐ
指で押すと内部から
ふきでるかすかな白い霧
脳に浸透して
ぼくは霧のなかの青い家を見上げる
すっぱい恋の思い出



さて、この冬はふるえながら
じっくりと
寒さを楽しもう



※3日前にとったゆずを一つ机の上に置いている。ときどき香りをかいでいる。なんといい匂いなんだろう。幸せいっぱいになる。
※※かなり寒くなった。霜にやられる前に今日、ゆずをとった。野性的でごつごつしている。あっ、いたい!!棘が刺さった。