『日常と悪夢』言葉の展覧会1130

この頃は日常が少し取り戻せて・・
さあ、元気をだして
と毎日自分を奮い立たせています
いろんな人に出会って勇気づけられています
そしてなんとか仕事にありつけ嬉しいのです
辺りに緑も増え花を咲かせています
私、少し花の美しさがわかるようになりました
ささやかな日常は大切なものなんですね



でもあるとき
ぬっと
出てくるのです
夢に現れることもあります
亡くしたひと さらわれた家 廃墟 ・・・
あのときの悪夢がぬっと出てきて
息苦しいんです
追い詰められるのです
後にはびっしょりと 汗をかいています



         元気にはしゃいでいる
        日常が
       ぷっつり途切れて
      突如、日常から非日常への変換
     背後から悪夢が覆い被さる
    呻き
   喉の奥の奥から突きあがってくる
  絶え絶えの呻き
 叫びとも



日常と悪夢
未だにどちらにも住んでいる私
どちらも現実



こんな苦しさが続くのでしょうね
しばらく
日々の私の暮らしは悪夢を内包しています
あっ またやってきたな
ニンゲンダレデモシヌンダヨ
オソイカハヤイカガアッテ
ドンナシニカタモアルンダヨ
と冷静に受け止められる日が来ることを