『熱狂の残骸のなかからわずか』言葉の展覧会1024

こいつは
次から次へと目移りし
より刺激と興奮と
利益を求めて
限りない欲望をふくらませていく
そのため
あっけなく忘れ去られていく伊達直人
もうすっかり冷めてしまった善意
無惨にも反故にしてしまう共助
なんてこった この最低のバカやろう!
いつもいつもこの繰り返しだ
数多の熱狂がこの島を汚染してしまったようだ




ただその残骸のなかからわずか
ほんのわずかだが
新芽が芽吹いている