『うさぎ』 言葉の展覧会1001


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 久しぶりに絵をかいた。下手ではあるが、マンガ調のかわいいい系(自分なりの)で文字も入れた。詩をかくのと同様、なかなか楽しかった。どうも文をかくというのと絵をかくというのは同類のような気がしてならない。「書く」と「描く」では違っているようにみえるが、どちらも「かく」と読むように同じようにも思う。それは文字の起こりが、絵や記号だったからなのか、とにかく両者はどこか結びついて共通項があるのだ。それから、文も絵も「つくる」という面でもつながっている。特に詩などの文学はそうだ。「つくる」、つまり想像し創造するのだ。おそらくぼくは、想像=創造というものに魅了され 本源的な生への営みに触れるために、それ故生きる糧として詩(文学)や現代美術を選んだのだろう。
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