『2011年』 言葉の展覧会1000
また新年がやってきた
1000回目がこんな日になるとは
たんなる偶然なのか
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元旦に言葉さがして旋回する
千回も言葉求めて展覧会
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未明 それにしても雪がちらつき猛烈に寒い
人間(じんかん)の底を吹いている
空無な寂静たる風
ただがむしゃらに詩を書き続けながら
時間の破れ穴からそっと覗く
言葉と世界の秘密
記憶が震えている
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灰空と暗く想いきや晴れた朝
温もりを招き入れる寒さかな
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それは歴史を包み込んでしまって
形式として見る
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展望の暗示
AがDとしての回帰
回帰の回帰
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元旦に何かいいことあるぞと小鳥鳴く
底冷え水気合い入れて顔洗う
凍る池並んで進むオシドリ2羽
朝風呂や温泉入れたお正月
ひたすらに詩を書き続けて福来たる
新年や寒さ転じて暖となす
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2011年1月1日
寒いけどなんとなくいい年が来るような・・
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※写真は今朝撮ったもの。宝塚売布・菰池のオシドリ夫婦(上)と僕の作った木工(下)