『2010年回顧』 言葉の展覧会999



未熟なままの船出はいたかった
さあ、新しい航海だ、と言葉かけ
とてもいい時代がやってくると想ってみたものの
あっちに当てられこっちに当たりふらふらと
身から出たさびも加わって
おたおたと
育てはされず共にも歩まずたたかれてばかり
少しは傲ってみたものの
揚げ足とられ愛想尽かされけ落とされ
羅針盤は壊れ船底は洩れ
もたもたと
入った渦から這い出られず
おまけによってたかってたたかれ石投げられ
攻めるも守るも囃し立てるも
大事な時間を無駄に使い
くたくたに
本気がないのか信念がないのか
それとも志か
実行力は消え去って未だに暗い渦の中で藻掻いてる
おたおたと
しっかりした展望も
明るい未来も見えず
おろおろと

こんなバカらしい猿芝居、やってるどころじゃないですよ、政治家さん。与党も野党も、マスコミも(もっとまともな、将来を見据えた議論を切に望みます)。

いたいたしかった2010年よ、さようなら。