『Jの贈り物』 言葉の展覧会902

aiueokaki2010-09-25

もどかしく悩ましげで
ときどき含羞があらわれる切れ長の
茶色く繊細な目の奥に
秘め事を持ったような宝物が隠されている



いつも控えめではあるが
どことなく気品を漂わせている
美人ではないがつやつやした長髪と
躰から醸し出す優雅さは私を魅了する



あつい唇は少し引き締められ
誰がどんな仕打ちをしようと
常に冷静で賢明
どのさとのだれにもまけないものを持っている



包み隠された賢さと思いやり
相手を傷つけないように
相手が喜ぶように
相手が幸せであるように
祈るこころ



J、きみは
このさとの宝
さあ、このこころを
となりのさとの傍若無人な人たちに贈ろう




********略奪から贈与へ***





※写真は、宝塚北部のぼくの田舎家から写した景色。