『特捜部』 言葉の展覧会901

aiueokaki2010-09-24

鋭い目つきで歩き
不正を憎み
正義感に燃えていた
若いM検事



割り屋で功を奏し
特捜部というエリート組織に入った
中堅のM検事
栄光に胡座をかき権力を振りかざせる組織が
部分となったMにとってはたまらない
仕事は考えるよりもこなす方に移行
自信過剰と解決を急ぐために強引な取り調べと
検事調書の創作も厭わない
この事件もM検事は傲りとあせりのなかで
シナリオの書き換えをする



筋書にあったシナリオをマスメディアに流す
その都合の良い垂れ流しの情報は
一方的に大きく報道される(弁護側は小さく報道)



発覚したときは
身内のM検事をその日の内にスピード逮捕
なりふり構わぬ保身
かくして権力構造はゆるぎない