『十五夜』 言葉の展覧会900
おゝ、月よ月
雲の間に間に
見え隠れする
清らかな月よ
じりじりと
そんなにじらしちゃ
いや
よけいに恋い焦がれる
いじらしい月
山あいの田舎家の庭で
じらされながらひとり
微かに揺れるコスモスの影の上の月を見る
今夜は少しひんやり
秋が躙り寄ってきた
虫たちが鳴いている
●
おゝ、月よ月
雲の間に間に
見え隠れする
清らかな月よ
じりじりと
そんなにじらしちゃ
いや
よけいに恋い焦がれる
いじらしい月
山あいの田舎家の庭で
じらされながらひとり
微かに揺れるコスモスの影の上の月を見る
今夜は少しひんやり
秋が躙り寄ってきた
虫たちが鳴いている
●