「真夏の朝の夢想」言葉の展覧会615

朝から暑いのです
とにかく暑いのです
ところで時間というものは在るのですか


白い雲からさらさらと砂が落下する
砂裸砂裸と
光は走り白色となり
白色は考え光となる
そして真っ白な室のできあがり
いつのまにか剥がされた床から
にょきっと生えてきた灰色の物体
待ち受けるぬめぬめした桃色物体
これが気持ちのいい形だなんて
室の表情がゆがむ
うしろめたさと
はかなさと


大きな目玉が青空の破れ目から覗いている
これから何かが生起しそうな