「みかん」言葉の展覧会472
お通夜帰り
しみじみとあじわう
弥生蜜柑
未完のままの
蜜柑
一袋ずつ口に入れると
ひろがる夕焼けの味
いぶくろにしみいる
まっかなゆうやけ
この肌触りこの冷たさ
親密なるみかんとわたし
別れを惜しんで
両手でつつむ
やわらかきみかん
・
お通夜帰り
しみじみとあじわう
弥生蜜柑
未完のままの
蜜柑
一袋ずつ口に入れると
ひろがる夕焼けの味
いぶくろにしみいる
まっかなゆうやけ
この肌触りこの冷たさ
親密なるみかんとわたし
別れを惜しんで
両手でつつむ
やわらかきみかん
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