「憎めないおじさんだけれど」  言葉の展覧会174

あのおじさんは憎めない
けれど恐いところがある
理屈より感情に走り
その時々のムードによって
気まぐれにものを言う
それを聞くみんなは
たじろぎ右往左往
誰かが苦しんだり訴えたり血を流したりしても
持ち前の強気でもって納得させる
権力を握っているだけに恐い


そんな罪をいくつか持っていたおじさん
死んでしまったおじさん
憎めなかったけれど・・・