「ノルウェーの海」  言葉の展覧会148

aiueokaki2007-04-16

島に吹き抜ける
冷たい風が
オレは好きだった
そそり立つ荒々しい
岩山の影が海に落ちる
遠くで止めどない
珊瑚礁の白化が進行する
オレは沈まない太陽を
じっと見つめ続けていた
あちこちで荒れ地が広がる
どうしようもない人間
がどうしようもないことをする
夕焼け雲と長い夕暮れ
仄かに差し込む幾筋もの光に
オレは溶け込んでいくようだった
この美しさはなんだ
つかの間の喜び
つかの間のいのちが
きらめく海
鴎が飛び交う





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写真は、昨日、『アート・クラフト・フェスタ in 北神戸2007』に行って来たときのもの。「不思議の森」では山が大きなアート空間に変貌していて、その中を散策した。汗をかきながらの森のアート体験は、山をかけずり回って遊んだ少年時代が再帰したようでとても面白かった。