『途方に暮れて、人生論』

『途方に暮れて、人生論』保坂和志草思社)を読み始める。
「希望」なんて、なくたっていいーー。なるほど、そうかもしれない。希望なんてものはないほうがさっぱりしている。それにしてもぼくの人生観がちょっと揺らいでいる。


”《今みたいなこんな時代》を楽しく生きられることより、生きにくいと感じられる方が、本当のところ幸せなのではないか。人生としてずっと充実しているんじゃないか。”


”楽しそうに騒いでいるひとは、実は自分の中に暗いものを持っている”


            〜「生きにくさ」という幸福 より