ケイコさんからのメール 、伊丹市立美術館

aiueokaki2005-08-06

8月6日という日は、どうしても平和モードになってしまう。8:15にはテレビのヒロシマ平和式典と共に黙祷までしてしまった。・・・・・
朝、図書館に勤めるケイコさんよりこんなメールをもらった。


aiueokakiさん
 私は「戦後60年特別企画の3時間番組」は見なかったのですが、毎日新聞の記事
や朝のNHKTV等で、ヒロシマや沖縄の事を知りショックを感じています。
 モエさんオススメの『靖国問題』を読み始めました。夏休み中に図書館の蔵書点検
など厄介な仕事が続き、ちょっとグロッキー気味でまだ50ページくらいまでしか読
んでいません。でも、この本は初めからかなりインパクトがあります。自分も日本人
でありながらもう一つよくわからない日本人の気持ちの一部が少し解明するかもと
思っています。
 人は自分が被害者だと信じ込んでいても、実は加害者でもあるかも知れないという
ことはよくある事だと思います。自分の考えをいつも確かめながら、反対の立場のこ
とも知って生きていく事はかなり難しい事だと思いますが、できないことではないと
思います。私も戦争の責任は全ての人にあるのではないかと思っています。そして
靖国”というのは日本人向きのかなり凄いシステムだった、これからもそれを使
うのは許せないと思っています。
 それにしても「憲法を変えて戦争へ行こう」・・はなかなかのタイトルですね。
                                   ケイコ

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午後、橘あおいさんと伊丹市立美術館へ「いのちを考えるー山口啓介と中学生たち」ー粒子と稜線ーを観にいってきた。いろんな雑草などの植物を真空にパックした作品(中学生の)が一つのコラボレーションとして展示されていた。それは、生け花や押し花とはちょっと違ったモノ、小さな植物の生命の「世界模型」として展示されている。それらを内側から照明をあてているので、小さな植物たちは光り輝いていた。が、ぼくには植物の「死」を通して「いのち」を観ているように思えた。
 これは、伊丹市立美術館の「いのちを考える」シリーズの第5弾目である。本企画は、「地球上の自然界に異常な変化が生起している現状や中学生たちの心の中の宇宙を日常生活から見出し、美術家・山口啓介と中学生たちが様々な角度から考え、話し合った結果をワークショップを経て展覧会に結びつけるものです。」 美術館と子どもたちの結びつきにみるアートを介しての教育(?)やコミュニケーション、地域にひらかれた美術館、・・・伊丹市立美術館の取り組みはいい線をいっている。
 館内で副館長の坂上義太郎さんに出会って、少し雑談をした。