『理不尽な死』*No.2637

赤ちゃんたちが
ヂィヂィヂィとかしましく鳴いて
食べ物をおねだりして
もうすぐ
巣立っていくなと
おもっていた矢先
家へ帰ってみると
来宅していたタムラさんが
「ツバメの子が落ちて死んでいましたよ」
と教えてくださった
見に行くと
糞の山の上にツバメの赤ちゃんが横たわっていた
さわっても 水をかけても
生きかえらない
・・・・・
ああ
・・・
・・



死はこれから生きるぞというときにも
訪れる