『よるみざけ』 No.3461


時の
グラデーション
じょじょにじょじょに日は暮れて
闇は薄から濃へ

ちびりちびり酒をのみながら
いまここの時間を愉しむ
ギターの弾き語り
ツムギとツバキ
二匹の猫と

春のそよ風が少し強く寄ってきてカラカラと
東北被災地よりゆずってもらったアルミ缶風車が回る
明日は雨らしい

草と猫と家とそして時の曼陀羅つながりと
生きとし生けるものの営みを微か感じる今宵

この大地に この惑星に生きていることの
しあわせ
おひとりさまの至福の時

 

 

 

 

 

 

※No.3443よりNo.3460の詩は、パソコンのなかにあります。