『ひらく』 * No.3257

遠くにかくれている星々が見つめてくれる
青空の海で
ちいさな雲たちがあちこちに
ふわふわ浮かんではおりてくる


なにもかもやわらかに
ひらかれている


大地に生きるものたちの
あたたかい香りがゆらゆらとのぼっていって
あの山のあたりで
むすびつく


鶯が初々しい声で歌い出した
そよっと 風がながれ
そっとあたいのほほを撫でる


春はひらかれた






ぼくは何事をするにもしても、
「ひらく」(open)
がモットウmottoです。
開く、拓く、披く、啓く、
ひらく
なんといい言葉だろう