2018-02-04 『冬の葉っぱ』 * No.3216 光陰の只中 きみは待ち続けている 舟はゆらりゆらり かすかな吐息 僅か 白っぽく この世に出ては 消える もうやって来ぬひとを 待つ身のかなしさ けっして声にはならない こころの手紙はただようばかり 亡きひとを待ちながら きみは見つめる薄氷面 その下にいっぱい溜まった 見えない涙 ・ ・ ・