『夢想のワンシーン』 * No.3213

とめどない二人のおしゃべり
どこまでいくのだろう つきない
少しでも話を止めて
沈黙が訪れると
取り返しがつかなくなりそうで・・・


さあ、もう帰らなくちゃ


窓から差し込む夕陽が
本にあたりストーブにあたり
テーブルの上のコーヒーカップにあたり
ぼくにあたり
きみにあたっていた


寒い冬の日の切ない恋の
孤独な夢想のワンシーン




※<小説を取り入れた詩の試み>※