「宝塚現代美術てん・てん」に出展
「宝塚」の再創造
世界の「TAKARAZUKA」へ
干している畦豆で、「宝」という字を形どりました。宝塚の「宝」です。
まだ完全な「宝」ではありません。何か欠損しています。何か足りない宝塚。・・・・・かつてたいへん賑わっていた「宝塚温泉」が寂れ、宝塚動物園やファミリーランドも無くなり、寂しい限りです。
しかし、かつて植物園やファミリーランド(ガーデンフィーズ)跡地のアート等による有効活用によって蘇らんことを願い、 また、世界の「TAKARAZUKA」になることを願って展示しました。
畦豆
ほんの少し昔のこと、百年程前までのことです。この宝塚あたりの農家も、田んぼの畦に、等間隔に穴を開け、そこへ種を蒔いて、大豆などの豆を作っていました。「畦豆」と言います。
その「畦豆」を宝塚北部 西谷の私の畑の畦に黒豆の苗を植え、草の中で育て、収穫したものです。
豆干しから黒豆へ
今ここで、展示も兼ねてその畦豆を、太陽に干しています。開催の11月3日より干して、展覧会が終わる11月12日頃には固くて黒い豆ができているでしょう。正月などに「黒豆」として食べます。
た・からづ・か
たから 宝 たからの塚
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からんからん かげきなからん
ランランラララランあとむにひのとりりぼんのきし
づきづき わくわく お伽のなか
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かつては蓆に畦豆干して
ほしてほして かたくかたく夢かたく
くがなえすしたでめけのけろくっま
2017.11.3
仲清人