『どうしようもない自分』 * No.2980

濁りは濁りのままだった
修行なんてちっともできないんだよ
これっぽちも
おまけに淀みだした
どこもかしこも
「目もよどんでみえるよ。白目も黒目も。
あんたの中にマーガは。あの詩に出てくるマーガは。
今どこにいるの?」
マーガは今、どこかへ飛んで行って帰って来ない
情けない
ただ情けないだけ
後は淀み、濁っている心があるだけ


「どうしようもない自分が歩いている」(山頭火


どうしたらいいんだろう
マーガ
帰って来ておくれよ
マーガ