『退屈を知らない』*No. 2954

・・・・・・・・・・・<詩をつくる 1>
やあ
きみは詩を作れるかい
そう学校時代に作った詩だよ
いや 作れるかいってもんじゃない
それが楽しいんだよ
面白いんだ


だれかに、なにかに
出会ったとき
う〜ん、と想ったとき

心臓がきゅんとなったとき


あのひとに何かをしてあげよう
と想ったとき
いとしくなったとき


フィッと浮かんできたことを
言葉で受け止めるんだよ
脳裏にこびり付いているものを
はき出す
そのときすばやく鉛筆を持てば
紙の上に言葉が歩き出すんだ
こんなことを続けていくうちにね
言葉が詩に成るんだ
1回きりじゃだめだよ
とにかく続けていくんだ


おいらは、このおかげで
いまだ
退屈ってのを知らない


それにさ
生きていることが鮮やかに
とてもおもしろくステキになるんだ
それをきみに言いたかったんだよ
じゃあ