『里山のお茶会』*No. 2935
・・・・・ 里山のお茶会
未明の3時までつくったかいがあったわ
いつ死ぬかわからないからいつも全力投球なの
三保さんは作った料理を見て、満足そうに
嬉しそうに、自分を誉めるように呟いた
こうして
森の中でお茶会は開かれた
わたしたちは、美味しそうな
摘み菜の
さまざまな工夫をこらした料理に魅入った
ほんに美味しくいただき 談笑し
いっぷく お茶を飲んだ
からだのなかは素適な春で満開
小鳥たちの
木々草々の
春のよろこびのなか
いっせいに春の喜びを歌う森の中でいっぷくのお茶
いっぷくのお茶
こころ浮き立つ
春の森
じわーっと
心の中に染み入る
いっぷくのお茶
みんななぜか
こころウキウキ
森の中
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