『浮遊の春 4』*No. 2920

もう取っ払ってしまった
柵、しがらみなど
どう
どうしようもなく
どうでもいいことなのだ
だから大地を想う
きみを想う
立脚点は何か、なんて
そんなもの無くったって
どうでもいいことなのだ
他者を想う
私は消え あなた
が浮かび上がって
星空の彼方に消
消滅
めっぽう弱い
弱すぎるよ きみ
だってしがらみを取っ払った
んだかか
から
脈絡なんてくそくらえってんだ
もうすぐ夜が明けるよ
だっていま5:05だから
ゆめうつつのおぼろ
もう少しの待つ
待つ
待たなければ
待ちよい草のために
夢二はどこを誘っているのだろう
世界はどん底に沈もうと
しているのに
依然と初春
まだ まだまだこれからだ
さあ、起きるか