『冬の朝、雲海の里山』*No.2819

うっすらと
霧がたちこめる
朝の木立の灰色影
山路はわずかばかり明るい
枯れ葉じゅうたんを踏みながら
頂をめざす


おお
雲海の上に顔を覗かせる神秘な山


森閑とした世界が
ほんのりあかるみ
かなたの山際が
じょじょに 徐々に
朝焼け色に染まっていく


いっせいに山の鳥たちが歌を歌いはじめた