『SEISEI』*No.2178
でくのぼうとよばれるには
あまりにもびがくてきすぎる
SeiSei
なにものかがぽっとあらわれ
ぽっときえてゆく
点ではなく
線
そして中間である
あるいは雑草
SeiSei
ぼけて
ぼかされて
隙間だらけの
わがみ
そのなかに花をさかせよう
雑草の
SeiSei
生々とした
その記憶と
持続
ひらかれて
SeiSei
せいてはならぬ
けっして動きすぎても
静かに
つぶやくように
SeiSei
新しい衣服を纏うのではない
新しい芯を夢想することである
SeiSei
断ち切ること
いったん
あの自信満々な腐った妄想を
正々と
SeiSei
愚かなのであるどこまでも
人間は
それを知らないヒトばかりが溢れる地球
SeiSei
海への
動物への草への
星への宇宙への
そしてあなたへの
清々とした
生成
SeiSei
微粒子が散らばりあちらこちらに漂っている
それぞれ
おたがい
雑多の細かな断片
かーんーけーい
と
とともに
SeiSei
生成には変化が伴わなければならない
※まる二日間かかって、3年前の絵の続きを描きました。題して「SEISEI」。8月1日より、上記MUSEUM Cafe「みゅーず」に展示します。2年ぶりの個展です。
もし、時間があれば見に来てください。
ただし、珈琲代が要ります。でも、美味しい珈琲ですよ。
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