『竹藪』*No.2095

aiueokaki2015-03-04

伸び放題の竹、竹、竹
竹藪


子どものとき
竹藪に迷い込んで
独りの恐さを知った
19歳のときに
「孤独」というものを深く考えた
でも
あれから50数年経った今は
独りの時が多い
独りは1本の竹だ
細い枝なのによくもまあ、折れないものだ


地中では
地下茎が絡まり合い
つながり合って
1本1本の竹を守り合っている


いつしかぼくは、独りが恐くなくなり
さみしくなったら
いつでも人に会える術を知った
そして独りが楽しいことも覚えた


独り独りの
竹が伸び放題に伸び
生き合っている




西谷・宝塚合併60周年記念式典
 竹の祭典  *  竹のアート展  
 食の博覧会
    3月14日 10:00〜15:00
      宝塚西谷夢プラザ