『竹藪』*No.2095
伸び放題の竹、竹、竹
竹藪
子どものとき
竹藪に迷い込んで
独りの恐さを知った
19歳のときに
「孤独」というものを深く考えた
でも
あれから50数年経った今は
独りの時が多い
独りは1本の竹だ
細い枝なのによくもまあ、折れないものだ
地中では
地下茎が絡まり合い
つながり合って
1本1本の竹を守り合っている
いつしかぼくは、独りが恐くなくなり
さみしくなったら
いつでも人に会える術を知った
そして独りが楽しいことも覚えた
独り独りの
竹が伸び放題に伸び
生き合っている
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西谷・宝塚合併60周年記念式典
竹の祭典 * 竹のアート展
食の博覧会
3月14日 10:00〜15:00
宝塚西谷夢プラザ
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