『火の山』言葉の展覧会1944

行楽客が賑わう火の山
内で真っ赤に燃えたぎる岩
ある日突然
地響きとともに
モクモクモクモクと
灰色雲が盛り上がったかとおもえば
真っ黒に覆って
噴き出す溶岩の欠片
容赦ない攻撃
ひとたまりもない行楽の蟻
逃げ惑う地獄の光景
残された
運命としかいいようがない
理不尽な悲しみ



これも自然
これこそが自然
これは自然