『栗』言葉の展覧会1941
誰も寄せ付けようとしない
堅固な
幾つもの緑針を巡らせた
守りの壁
だがいま
もろくも固い壁は自ら破られ
身をぴったりと寄せ合った
焦げ茶色の実がこぼれ落ちた
朝の澄み切った青に
白いうろこ模様が描かれた空の下
益々濃さを増してくる
秋の落とし物
・
*
●
誰も寄せ付けようとしない
堅固な
幾つもの緑針を巡らせた
守りの壁
だがいま
もろくも固い壁は自ら破られ
身をぴったりと寄せ合った
焦げ茶色の実がこぼれ落ちた
朝の澄み切った青に
白いうろこ模様が描かれた空の下
益々濃さを増してくる
秋の落とし物
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