『寒さと仲良しになりたいけど』言葉の展覧会1508

今朝も 寒いな と感じて目が覚めた
白い息を吐きながら 温度を見ると 零下1度
田舎家のエアコンもないすきまだらけの部屋に 冷気の侵入
だから顔が冷たくいたいんだ
ぼくは寒さに縮こまって 4枚重ねの布団や毛布をかぶる

でも
北海道では氷点下20℃だそうだ
北極ではどうだろう
あるいは氷河期ではどんな寒さだったんだろう

寒さを耐えきった遠い遠い祖先たち
寒さを乗り越えた生き物たち
の 生き伸びる術とは 何だったんだろう
「冬よ、ぼくに来い」と光太郎さんが言ったように
寒さに向き合うしかないか
寒さと仲好くなる方法でも編み出して
心の寒さもまたしかりだろう

布団の中であったかさに酔っていたら
にゅっと 白クマが
夢の中に
立っていた