『言葉が失われつつある』言葉の展覧会1486

aiueokaki2012-12-15

それらを語り合い未来をつくっていく
多くの言葉がある
はずだが・・・・・
・・・

う〜ん、そうだろうな
おそらく
きっと
いや
でも
・・・




言葉が失われつつある
今日の「2012 新聞論考」に今年を振り返ってそう書かれている
2012年は「言葉が失われゆく年」だそうだ
なるほど、そうかもしれない
象徴化された言葉ばかりが
映像でも、活字でも、街頭でも
あびせられる程飛び交っている
それに頑なに固執
反復ばかりして
対立が先鋭化し自分の殻から一歩も出ない言葉
例えば「尖閣」や「竹島」、例えば「脱原発
この「象徴化」された言葉ばかりの使用をし始めたのは
コイズミさんの耳目を集める「象徴による動員」のワンフレーズ政治かららしい
それ以来、「象徴化」された言葉が席捲する列島に
(半島や大陸もそうだろう)
そこには
問題解決のための目的と手段との間の生き生きした対話や交渉はない
それが「失われつつある言葉」の核心だ
そこで
「象徴」でなく「換愈」を問題解決方法にせよ、と斎藤環さんは言う
「換愈化によってもたらされる多様性や豊かさのほうに賭ける姿勢なのです」
さて
「換愈化」によって豊かな対話や交渉が取り戻せるのか
言葉は失われたままなのか


・・・ぼくはこの新聞論考を朝に読んで、夜になったいま尚考え中です
言葉を展覧しているぼくにとって
このことは・・・









神戸新聞2012.12.15「論考2012ー言葉が失われる年に」(武田徹